2012年4月15日日曜日

86とアバルト

何かと話題の新生ハチロクと、前々から気になってたアバルトを試してきました。
まずはハチロクから。
写真よりも実車の方がカッコ良くて悪くないっす。近頃はこういうサイズの2ドアクーペも希少ですからね。
まあ、ウンチク聞いても仕方ないので、乗ってみることに。今回の仕様は、マニュアル車の中間グレートらしいです。

う~ん、クルマはしっかりしてるし、乗り心地も悪くないし良いんですけど、なんか違う。
アクセル踏んだら吸気音が室内に聞こえるシステムとか付いてるんですけど、余計なおせっかいですよ。そんな演出。そういう部分が全てを物語ってるかもしれないですね。

エンジンのパワーの出方とかもマニュアルで頑張って走ったら面白い、って感じでも無いんで、オートマチックでだらだら走ったらいいんですね。きっと。

クラウンからの乗り換えに適してる気がします。自分が狙うならマイナーチェンジしてからですね。次のモデルに期待してます。


で、本命のアバルト。
コレは可愛い。まあフィアット・プントのアバルト仕様な訳なんですけど、我々の世代はこういうのに弱い。
ストライプが入ってたり、サソリのエンブレムが付いてたり、それがガキっぽかったりしないのがイタリア人は上手い。

今時珍しい、正規輸入なのに左ハンドルでマニュアルです。日本で乗るなら当然右ハンドルが勝手がいいんですけど、左ハンドル、右手でシフトって意外と具合いいんですよ。

とりわけ何か凄いところは無いんですけど、このクルマは凄く好き。
1400ccのターボなんで、特別パワーも無いんですけど、ターボが効いてきた時のパワーの盛り上がり方とか、頑張って走ってる感じがいい。無いパワーを右手でシフトしながら絞りだすってのは悪くない。

基本、イタリアの普通のハッチバックなんで、普通に乗ったら至って普通なところも+。何事もやり過ぎはダメなんですね。バランスですよ。
チンクもあるよ。


86とアバルトを乗り比べてみましたが、性能、技術、質感は86が良いものの、欲しいのはアバルトなんですよね。乗って違和感が無かったのもアバルト。86は違和感が払拭できませんでした。

駆動方式やパワーとかじゃなく、アバルトの方がオーナーが気持よく乗れる事を意識してるのかな?と。演出とか感性に訴えかける部分は、ヨーロッパ人はセンスがいいですね。

アバルトが次期マシン候補の筆頭です。

しかしまあ、日本人なんで日本車を選びたいんですが、なかなか現実は厳しいですね。乗ったら欲しくなくなったのも数知れず。
たかが工業製品なのにスペック以上に「感覚」の部分が大事とは。

おっちぃ

0 件のコメント:

コメントを投稿